薬王堂気まぐれ通信使bS60 2008・1・20
Yakuoudo Capricious Communications Satellite
1月19日・土曜日、私は午後6時に仕事が終わりました。
辺りはもう暗くなっています。
もう少し早く、海面が見える時に海に出たいのですが・・・
それでも60リットルのガソリンをつぎ込んで夜の海に船出です。
流木があってスクリュウにぶつかると第一巻の終わり!
この寒い夜中に何をしに海に出るのかって?
それはアナゴちゃんを釣るためです。
冬のアナゴは美味しいのです。
船の前方は真っ暗闇、計器を説明しましょう。
燃料は120リットル入るようですが今回は60リットル↑
スクリュウの回転は一分間=6000回転がMAXですが夜ということで4800回転で航行します。
ご覧のように前方は真っ暗闇で何も見えません。
左前の包みは今夜の夜食=おでん!
釣り場に到着したのは午後7時30分過ぎ、約1時間の航行でした。
おもむろにアナゴの好きなサンマを短冊に切ります。
つり方はごく簡単、釣りバリは一本、そこにサンマをつけて夜の海に投じるだけです。
釣竿は2〜3本出しましょう。
もう一つ、手巻きの釣り方があります。
糸を海中に下ろしますがアナゴがかかると鈴をつけた部分が鳴るようにしています。
これを「隠居」と呼んでいます。
隠居のように寝転がっていても鈴が鳴ってくれますのでアナゴが釣れたことが分かるからでしょう。
隠居を2組下ろしました。
それにタコが釣れますのでタコ仕掛けを一つ下ろします。
これは疑似餌です。
蟹が大好物のタコはゴムで出来た疑似餌に抱きついてくるのです。
今夜は2匹のタコが釣れました。
アナゴの釣果は40匹と少々、まあまあの結果です。
12時前にはアナゴも捕食を止めますので私も寝ることにしました。
勿論、海上で!
広島湾内での牡蠣イカダでは係留が禁じられていますがこのあたりでは大丈夫のようです。
船内キャビンを紹介しましょうね。
火の災難と盗賊の被害には気をつけています。
寝るには大人2人くらいなら大丈夫のようです。
シュラフに入った状態から入口付近も写してみました。
しかしこの夜は寒かったですね〜
保温に使い捨てカイロを4個くらい貼り付けてジャンパーを着て寝袋に入ります。
波の音だけがチャポチャポと!いつまでも!・・・
朝、6時29分、そろそろ起きることにしましょう。
外に出てみますとまだ辺りは暗い感じです。
早朝の海!小雨が降り雪雲が山頂辺りを白くさせていました。午前7時前!
雪交じりのみぞれが降っています。
島の山頂は白くなっていました。
先ずは朝食から〜!
朝もしばらく釣る予定でしたがそのうち風が出てきました。
昨夜ほどの釣果は期待できそうにもありません。
帰宅することにします。
釣り場所は島陰でしたのであまり感じませんでしたが海上に出てみますと時化(シケ=荒れた海のこと)模様でした。
雪雲がたなびき風が強く時化模様の海上・午前8時過ぎ
私より原油を消費している海上の船を横目に午前10時には家に帰っていました。
これからアナゴをさばかなければなりません。
タコは大きな鍋で茹でます。
すこし熱湯がぬるかったかな?
今日は妻がいなかったので夕食は自分で作らねば・・・
スーパーで芋とカボチャを買ってきました。
テレビで芋タコ南京というタイトルで放送していたからです。
それにしても初めての料理に挑戦!味醂と醤油と砂糖をすこし・・・
タコは内臓も入れてみました。
これがよかったか?悪かったか?味はまあまあ〜コクがあって美味しく感じましたが色が黒くて・・・
アナゴを焼いて、タコの半なまを刺身にして芋タコ南京でいっぱい召し上がったという!そんな一日でしたよ。
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